クレジットカードの代わりになるプリペイドカード9選!デメリットも解説!
クレジットカードがあれば、ネットショッピングや普段の買い物、海外旅行も現金なしで決済ができます。
とはいえ、 「ネットショッピングをしたいけど、クレジットカードの審査に不安がある…」 「未成年だからクレジットカードを作れないので代わりになるプリペイドカードを探している」
という方もいるのではないでしょうか?
この記事では、プリペイドカードの仕組みやメリット・デメリットから、おすすめのプリペイドカードをご紹介します。
プリペイドカードを使うことで、クレジットカードがなくても快適にキャッシュレス決済ができるようになりますよ!
目次
クレジットカードの代わりになるプリペイドカードとは?
クレジットカードを持ちたいけれど持てない人には、プリペイドカードがおすすめです。
ここでは、プリペイドカードの基本的な仕組みから、クレジットカードやデビットカードとの違いなどを見ていきましょう。
プリペイドカードとは?
プリペイドカードとは、あらかじめカードにチャージ・入金した金額の範囲内で支払いができるカードのことです。
プリペイドカードには、クレジットカードのようにコンビニやスーパーなどの店舗、ECサイトなどで買い物ができるものもあります。
クレジットカードやデビットカードとの違い
プリペイドカードとクレジットカードの大きな違いは、支払い方法です。
プリペイドカードは事前にチャージした金額を使う前払いなのに対し、クレジットカードはカード会社が一時的に代金を立て替える後払いと呼ばれる仕組みを採用しています。
支払いについて | プリペイドカード | クレジットカード |
---|---|---|
支払いのタイミング | 前払い | 後払い |
審査の有無 | なし | あり |
利用限度額 | チャージした残高まで | 審査により付与された枠まで |
そのため、クレジットカードの申込時には返済能力を確認する審査が必要ですが、プリペイドカードは自分でチャージしたお金を使うため、審査は不要です。
次にプリペイドカードとデビットカードは、どちらも手持ちのお金を使う点では似ていますが、引き落としのタイミングが異なります。
支払いについて | プリペイドカード | クレジットカード |
---|---|---|
支払いのタイミング | 前払い | 後払い |
銀行口座の有無 | 不要 | 原則必要 |
チャージ | 必要 | 不要 |
プリペイドカードは使う前にチャージが必要ですが、デビットカードは支払った瞬間に銀行口座から直接引き落とされる即時払いを採用しています。
デビットカードは基本的に発行元の銀行口座を持っていなければなりません。
→ デビットカードとは?基本の仕組みとクレジットカードとの違いを徹底解説
プリペイドカードなら誰でも持てる!未成年も利用可能な理由
プリペイドカードは、クレジットカードのような信用審査がないため、カードによっては未成年でも持つことができます。
クレジットカードの場合、カード会社は利用者の返済能力を確認するために収入の安定性や過去の 支払い実績を基に審査するので、学生や未成年、収入が不安定な人は審査に通りにくくなります。
一方、プリペイドカードは、あらかじめチャージした金額の範囲内でしか使えない仕組みになっています。
したがって、カード会社は利用者の支払い能力を審査する必要がありません。
ただし、未成年の場合、親の同意が必要になることが多いので、注意しましょう。
プリペイドカードの作り方や買い方
プリペイドカードを作る方法は、主に以下の3つがあります。
- スマートフォンのアプリから発行
- Webサイトから申し込む
- コンビニなどの店頭で購入する
スマートフォンのアプリから発行する場合、アプリをダウンロードし、必要情報を登録するだけで、バーチャルカード(インターネットでの買い物のみで使える)を発行できます。
実店舗で使えるカードを希望する際は、アプリから追加でリアルカードの申し込みが可能です。
Webサイトから申し込む場合は、プリペイドカードの発行会社の公式サイトにアクセスし、申し込みフォームに必要事項を入力すれば、登録した住所にカードが郵送されます。
最後にVプリカのようにコンビニやドラッグストアなどで購入する方法もあります。
プリペイドカードはご自身の都合の良い方法で、簡単かつスピーディーに作成・購入できます。
クレジットカードではなくプリペイドカードを使うメリット
クレジットカードを持っていると便利ではありますが、「審査が大変そう」「使いすぎが心配」といったイメージを持つ人もい ます。
とはいえ、キャッシュレス決済は私たちの生活に欠かせないものになりつつあります。
ここでは、クレジットカードの代わりになるプリペイドカードを使うメリットを見ていきましょう。
使いすぎる心配がないので未成年でも安心
プリペイドカードは、あらかじめチャージした金額しか使えないため、計画的に利用できます。
後払いのクレジットカードの場合、手元にお金がなくても高額な買い物ができてしまうため、つい使いすぎてしまうことが珍しくありません。
その点、プリペイドカードはチャージした残高が利用限度額になるので、あらかじめ使う予定のある金額のみチャージしておくことで、使いすぎる心配はなくなります。
金銭感覚が十分に身についていない未成年の人でも、自然と予算の範囲でお金を使う習慣が身につきます。
現金や銀行振込など簡単にチャージできる
プリペイドカードは、利用者のライフスタイルに合わせて多様なチャージ方法が選べます。
クレジットカードやデビットカードのように、銀行口座の登録を求められないので、手続きの手間もかかりません。
プリペイドカードにチャージできる方法は、主に以下の4つがあります。
- コンビニ
- 銀行振込やATM
- クレジットカード
このように、プリペイドカードを使いたい場合は、ご自身にとって便利な方法でチャージができます。
オンラインショッピングでも安心して利用できる
プリペイドカードは、銀行口座と直接紐づいていないため、万が一、不正利用 されても被害を最小限に抑えることが可能です。
特にデビットカードは銀行口座から直接お金が引き落とされるので、多くのお金を預けている状態で不正利用された場合、お金が戻ってくるまでに時間がかかります。
しかし、プリペイドカードなら不正利用の被害額はチャージされている残高のみとなるので、安心して利用しやすいでしょう。
海外旅行や海外留学でも安心して利用できる
VisaやMastercardなど国際ブランド付きのプリペイドカードなら、海外旅行や海外留学での支払い手段として安全に利用できます。
そもそも、海外旅行や留学で多額の現金を持ち歩くのは、紛失や盗難のリスクが高く、あまりおすすめできません。
クレジットカードを海外で紛失すると、不正利用の被害額が大きくなる可能性があります。
その点、プリペイドカードであれば、紛失や盗難に遭っても、被害をチャージ額に限定できます。
さらに、多くのプリペイドカードは、スマートフォンのアプリから即座にカードの利用を停止する機能を備えているので、被害の拡大を迅速に防止可能です。
国際ブランドの加盟店でクレジットカードの代わりに利用できる
Visa、Mastercard、JCBといった国際ブランドが付いているプリペイドカードの場合、国内外の加盟店でクレジットカードとほぼ同じように利用できます。
実店舗だけでなく、オンラインショッピングでも使うことが可能です。
クレジットカードを持てない人でも現金以外の方法で支払いができるため、利便性は高いでしょう。
ただし、クレジットカードのみしか対応していない加盟店もあるので、利用前の確認を推奨します。
→クレジットカードの国際ブランドとは?5大ブランドの特徴やおすすめを解説
プリペイドカードを使う際に気をつけるべき注意点
プリペイドカードは便利な決済手段ですが、クレジットカードとは特徴が異なるため、いくつか注意すべき点があります。
利用時に困ることがないように、どのような注意点があるのか確認しておきましょう。
チャージ金額には上限がある
プリペイドカードには、1回あたり、1日あたり、1ヶ月あたり、カード全体の残高上限といった形で、チャージできる金額に上限が設定されています。
例えば、以下はバンドルカードのチャージ金額一覧です。
上限額・累計額 | バーチャルとリアル | リアル+ |
---|---|---|
1回あたりのチャージ上限額 | 3万円 | 10万円 |
月間のチャージ上限額 | 12万円 | 200万円 |
有効期限内のチャージ累計額 | 100万円 | 上限なし |
残高の上限額 | 10万円 | 100万円 |
→好みの方法でバンドルカードにお金をチャージ。コンビニからネット銀行まで
クレジットカードと比べると利用可能な金額の上限が少ないため、パソコンやブランド物など高額な買い物には向いていません。
申込をする前にチャージした金額で欲しい商品を買えるのか確認しておきましょう。
一部料金の支払いでは使えないことがある
プリペイドカードは、毎月継続的に支払いが発生する月額料金や、支払い額が後から確定するようなサービスでは利用できないことがあります。
- 公共料金(電気、ガス、水道)
- 携帯電話料金
- ガソリンスタンド
- 一部サブスクリプションサービス
- 飛行機の機内販売
例えば、ガソリンスタンドでは、給油前にカードが有効かを確認するため、少額の信用照会(オーソリ)を行うことがあります。
プリペイドカードが使えない場合、クレジットカードや口座振替など別の方法を利用するしかありません。
とはいえ、ガソリンスタンドやサブスクリプションサービスでも利用可能なプリペイドカードもあります。
残高がなくなる前にその都度チャージが必要
プリペイドカードは、残高がなくなると支払いができなくなるため、こまめなチャージが必要です。
特に少額決済を繰り返していると、気づかないうちに残高が減ってしまうことがあります。
残高不足を避けるには、以下の対策が有効です。
- アプリで残高をこまめに確認する習慣をつける
- 残高が一定額を下回ったら通知してくれる機能を利用する
- オートチャージ機能があるカードを選ぶ
オートチャージ機能は、残高が設定金額以下になると自動でチャージされるため、チャージ忘れの心配がありません。
しかし、使いすぎにつながる可能性もあるため、利用金額を常に把握し、計画的に利用しましょう。
分割払いやリボ払いは選べない
プリペイドカードでの支払いは、すべて一括払いのみとなるため、分割払い(支払い回数を指定して代金を均等に支払う方法)やリボ払い(利用残高に応じて毎月の支払い額をほぼ一定にする方法)などは利用できません。
したがって、事前に購入予定金額と同額分をプリペイドカードにチャージしておく必要があります。
高額で一括での支払いでは負担が大きい場合は、プリペイドカードではなく分割払いやリボ払いが可能なクレジットカードを検討したほうが良いでしょう。
ポイントがつかなかったり還元率が低かったりする
プリペイドカードは、クレジットカードのように利用金額に応じてポイントがつかなかったり還元率が低かったりする傾向があります。
ポイントが付与されるプリペイドカードであ っても、同じ会社の発行するクレジットカードで支払った方がポイントを多くもらえることも珍しくありません。
クレジットカードのように多くのポイントがもらえることを期待している場合は注意が必要です。
プリペイドカードを選ぶ際のポイント
プリペイドカードは、さまざまな会社から発行されています。
デザインや知名度だけで選んでしまうと、「チャージが面倒」「思ったより利用しにくい」と後悔することになりかねません。
ここでは、利用するプリペイドカードを決める際のポイントを解説します。
年会費・発行手数料の有無を確認する
多くのプリペイドカードは年会費(カードを発行すると毎年かかる費用)が無料ですが、プラスチック製のリアルカードの発行時に数百円程度の手数料がかかることがあります。
また、カードを紛失・破損した際には、数百円〜1,000円前後の再発行手数料がかかるので注意が必要です。
プリペイドカードの発行手数料を抑えたい場合は、無料で発行できるカード会社を選ぶか、オンライン上でのみ利用可能なバーチャルカードを使うようにしましょう。
→プリペイドカードに年会費はかかる?無料で使えるおすすめカードも紹介!
利用したいチャージ方法に対応している
プリペイドカードを選ぶ際は、ご自身の生活スタイルに合ったチャージ方法があるかを確認しましょう。
例えば、現金派ならコンビニチャージ、親が子どもにおこづかいをあげる際にATMまで行く時間を省きたいなら保護者 のクレジットカードからのチャージに対応しているものが便利です。
また、チャージの手間を省きたい場合は、オートチャージ機能があると良いでしょう。
希望するチャージ方法がなければ、「近くのコンビニでチャージができない」「わざわざATMまで行かなければならない」といった不便が生じる可能性があります。
チャージ金額が十分にあるか
プリペイドカードを選ぶときは、チャージ金額の上限でご自身が毎月使いたい金額を満たせるか確認しましょう。
チャージ金額が少ないプリペイドカードしか販売されていない場合やチャージ可能な金額が少ない場合、数万円以上の買い物ができないプリペイドカードもあるので注意が必要です。
また、チャージ金額の上限が多くても、1回あたりの上限額が少ない場合は、何度もチャージをしなければなりません。高額の買い物をする場合は、チャージ金額の上限が大きいカードを選びましょう。
ポイント還元率や特典が充実している
クレジットカードほどではないものの、ポイント還元やキャッシュバックを受け取れるプリペイドカードは増えています。
例えば、提携する店舗で利用金額の0.5%が還元するプリペイドカードにより5万円を支払った場合、250円分のポイントを受け取ることが可能です。
また、バンドルカードのように条件を満たせば期間限定で抽選で最大50,000円のキャッシュバックを受け取れるキャンペーンを開催している会社もあります。
ポイントや残高が欲しい人は、それらが受け取れるサービスの利用を検討しても良いかもしれません。